配当金で月20万円(年間240万円)を得るためには、配当利回りに応じて必要な投資額が異なります。以下で、利回り別に必要な資金の目安と適切な投資対象について説明します。
1. 必要な投資金額
年間配当金240万円を得るための投資額は、以下のように利回りによって異なります:
- 利回り3%の場合:8,000万円
- 利回り4%の場合:6,000万円
- 利回り5%の場合:4,800万円
例えば、利回り5%の銘柄であれば約4,800万円の投資が必要です。高い利回りの銘柄を選べば必要な投資額は少なくなりますが、その分リスクも上がるため注意が必要です。
2. 適切な投資方法・商品
高配当を狙うための代表的な投資方法には以下のようなものがあります。
- 日本株の高配当銘柄
日本株の中には配当利回りが3〜5%を超える銘柄もあります。銀行、通信、エネルギー業界のように安定した業績を持つ企業が多いです。ただし、株価が下落するリスクがあるため、複数の銘柄に分散投資するのが良いでしょう。 - 米国株の高配当ETF
「VYM」や「HDV」など、米国市場で取引される高配当ETF(上場投資信託)は、分散投資が可能で安定した配当を期待できます。米国株市場には日本市場よりも配当志向が強い企業が多く、またドルでの分散投資効果もあります。 - J-REIT(日本の不動産投資信託)
日本の不動産市場で収益を上げるREITは、配当利回りが4〜5%程度のものもあります。資産が不動産に裏付けられているため、比較的安定したインカムゲインが見込めます。ただし、不動産市況の影響を受けるため、分散投資が重要です。 - 米国REIT
米国のREITも高い配当利回りが魅力です。「VNQ」などのETFを通じて分散投資を行うと、リスクが抑えられます。
3. リスク管理
配当利回りの高い銘柄は、配当維持が困難な場合もあるためリスクが高まります。そのため、分散投資やリスク管理が重要です。また、為替リスクがある米国株や米国REITの場合、ドル円レートの変動にも注意が必要です。
まとめ
月20万円の配当を目指すには、利回りに応じて4,800万〜8,000万円程度の投資が必要です。投資対象として、日本株の高配当銘柄、米国の高配当ETFやREITが考えられますが、分散投資とリスク管理を徹底することで安定した収入が期待できるでしょう。
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